サボった君を【裏】
【Request】サボりがち彼女としょーり君。
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体が怠い、そんなわけでもなく。ただ学校にいきたくなかった。
ちょっと熱っぽいから今日休むね。
彼氏である勝利にたった一言連絡をいれて画面を暗くした。
いわゆるサボり。平日のお昼なんて学校にいるのが常だから、いつもなら見れない番組が見れる優越感。
体は驚くくらい元気だし、なにしようかなぁーって
とりあえず、ソファーに座ってぼーっとする。
それから数分後、インターホンがなった。
「あっ、はーい、って、え??」
ドアを開ければ、学校に居るはずの彼がいた。
『はぁ、熱は?大丈夫?体調。』
「あ、うん。まぁそれなりに、」
『ねぇ、○○ 』
名前を呼ばれて顔をあげれば、なにかを察した顔をした彼と目が合う。
『とりあえず、上がらせて?』
「あっ、はい。どうぞ。」
お客様用のスリッパを出して、上がらせる。
私の手首を掴んだかと思うとそのまま私の部屋に直行。
「へ。勝利に飲み物は?、」
『要らない。』
荷物をおいてベッドに座らせられる。
『ねぇ、○○ 、サボり??』
「…。」
『返事しないってことはそうなの?』
確かにサボり、けど理由は、彼には話せない。
私自身だって何でなのかわからないのもある。
『黙ってたらわかんない、』
優しく声をかけられてるのにどこか怖いって感じてしまって、答えられない。
『○○ 、』
ぐいっと引っ張られて飛び込んだ彼の腕の中。
「ん??」
『ふは、可愛すぎる。俺もサボるわ。いまから○○ といちゃいちゃするわ。』
「え??なに、いってるの。」
『ん??こーゆことでしょ?』
頬に軽くキスをされて、ぎゅうと抱き締められる。
『おサボりした○○ ちゃん。しつけないと、笑』
「ちょ、勝利?!」
彼の手は私の胸元にあるだけ。
『ふふ。なに。触ってほしい?』
「そういうことじゃな、い、」
優しく触り始めて、顔が熱くなりはじめた。
『顔赤いね、恥ずかしいの?』
こくこくと頭を縦に振ると上から降ってくる優しい笑い声。
顎を持ち上げられて、重ねられた唇は甘くて溶けそう。
「んんっ、」
『甘いね、、』
深くなって後ろに倒れると視界には彼の顔と天井。
「しょーり、」
『ん?』
「好き。」
『今の反則、俺も好きだよ。』
「んっ、しょり、、」
『はぁ、きもちい??』
切った前髪が伸びて、その隙間から見える目と合うと、キスされる。
「好き、もうむりっ、」
『俺もそろそろ、はぁっ、』
私の方に倒れ込んできた彼は、優しく抱き締めると首元に顔埋めて、吸い付いた。
首筋についた、赤い印。布団を被って目が合うと
きゅひっと笑った。
『○○ 、たまにはサボりもいいかもね?』