チャンスは突然

授業を先輩しょーり君と…

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最近、私はある人に片想いをしてる。
きっとあっちは後輩としか思ってないんだろうな
だなんて思うと悲しくなる。

『あっ、○○ ちゃん!!』

「へ?」
名前を呼ばれて見てみれば、ニコニコと片手を挙げている片想いしてる相手。
同じサークルの佐藤勝利先輩。

『次、授業?』
こんなにも広いキャンパス内で、彼に会えた今日は
とってもいい日。

「そうです、、先輩は?」

『ん?俺、空きコマだからどこか行こうかなぁって笑笑○○ ちゃんも行く??』

「笑えっと、」

『冗談だよ?次、必修か何か?』

「いや、違います。」

『じゃ、俺もその授業一緒に受けようかな。誰先生?』
その一言で胸が高鳴る。

「松島先生。」

『あー、聡くんだ笑 決めた!!!』
すると、私の腕を掴んで教室に向かっていく。

「ちょ、先輩っ、」
次の教室の場所言ってないのにも関わらず、方向はその授業の行われる教室へ…


教室に着けば、友達が居た。

【やっほ、○○ ー!って、え??】

「いや、あのー、これは。」
友達の目線は先輩に掴まれてる腕。

『○○ ちゃんの友達??』

「先輩、ほんとに受けるんですか??」

『受けるよー?ダメ??笑』

【○○ 、今日は先輩と座りな?】
私が勝利先輩を好きなのを知ってるから、そんなことを提案した友達。
何故なのかを問い詰めるより先に勝利先輩が答えた。

『あ、いいの?なら、○○ ちゃんあの席にいこ。』

【いえいえー。】
引っ張られ、友達の方を見ると笑ってる。
口パクで【がんばれ】って言った。


席について、授業の準備をしていると机の上に鞄をおいてその上に顔をのせている勝利先輩。
『ねね、○○ ちゃん。』

「なんですか?」

『今日、雰囲気違うけど…どうしたの?』

「え?そうですかね。」

『うん。いつも可愛いんだけどさ、もっと可愛い。』

「お世辞でも嬉しいです…ありがとうございます。

『お世辞じゃないよ?可愛い。』
パッと見ると目があって微笑まれる。
恥ずかしくてすぐに逸らした。
いつもなら眠くなっちゃう授業。なのに、隣にいる人のせいで、お陰で眠気なんてない。

シャーペンを持ってる手を、指先でとんとんとされる

『ねぇ、見てこれ。笑』
見てみるとノート隅に書かれた松島先生の似顔絵。
似てるような似てないような…勝利先輩の絵に思わず吹き出しそうになる。

「っ、ふふっ」

『え?似てるでしょ?』
くしゃっとした笑顔と少しドヤ顔をしてる、

「似てないです…笑」

『笑っちゃってるじゃん。』

「先輩の絵のせいです。」

『はい、ノートとる…!』
スライドを写されたスクリーンを見ればさっきと変わっていた。
ノートを見れば、1つ前のスライドも書き途中だった。

「あ、書き終わってなかったのに、、勝利先輩のせいですね。ほんと、。」

『集中してない悪い子なの?』

「だから、勝利先輩のせいです!」

『なに、怒らせちゃったかな、、?ごめん。』
荷物をまとめ、静かに席を立とうとする先輩。

『邪魔しちゃ悪いし、、俺、帰るね。』
折角今までで一番話せたチャンス。
迷惑かもしれないけど、引き留めなきゃって
直感的に思った。

『○○ 、ちゃん??』

「じゃ、まじゃないです。」

『ん??ほら、またノート、、』

「ノートは、友達見せてもらうか何かします。…らないでください。」

『そゆとこだよ?ほんとに、やっぱり、○○ ちゃんも帰っちゃう?』
ふんわりと笑いかける先輩に頷いたんだ。


…to be continued???