頭痛持ちの彼女
【Request】甘く看病するしょーり君
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不意に来る、頭痛。定期的に頭は痛くなるけど、
何も出来なくなるほどじゃなくて、何か痛いなぁ~みたいな。気圧とか原因ってたくさんあるらしい。
「頭いたい…」
『○○、大丈夫?』
「また、頭痛くなった…」
『いつもと同じ感じ?』
私のおでこに手を当て、熱を測ろうといつもしてくれる彼。
『熱じゃなさそう、いつものだね。』
「ここ最近無かったのに…よりよって勝利といる日になるって…やだ。」
『薬とってくるから少し待ってて?』
ソファーから立ち上がって、薬を取りに行ってくれる。
数分して、薬と白湯を持って私の隣に座る。
「いつもありがとう。」
『ん、辛いね、俺と変わりたいわ。』
「ズキズキする、なんかぎゅーって潰されてるみたいな…」
そう説明したら、少し痛そうな顔をして、心配そうに見つめられる。
「勝利、見すぎ…」
『○○辛そうなのに、すんごい失礼かもしれないけどさ、今の顔可愛いの。守りたくなっちゃうんだって。』
「…可愛くないです。」
『可愛いんだよ。さーて、薬飲んだし、寝ますか』
「勝利も?」
『ん?俺も寝まーす。1人でここに居ても寂しいし?それか、ここにする?』
「??」
『ここに毛布持ってきて、2人でくるまるか。』
「どっちでも、、勝利が居るならいい。」
『じゃー、ここにしよう。眠くなったら俺の肩に頭乗せて良いから。』
わりと大きめな毛布を持ってきて、首まで掛ける。
毛布の中で、私の左手は彼の右手で包まれる。
「ふふ。あったかい。」
『ちょっと眠くなってるでしょ。』
「ちょっとだけね…」
『ほら、こうしといて、』
私の頭を肩に乗せて、2度撫でられる。
『ふは、おやすみ、○○。』
テレビの音と彼の笑い声が少しずつ遠くなって
気がつけば、夢の世界に落ちた。